『マッドマックス サンダードーム』は面白い?つまらない?あらすじ解説から残念感想・評価レビューまで

スリラー・SF・アクション

こんにちは!映画好き絵描きのタクです。今回レビューする映画は『マッドマックスサンダードーム』です。マッドマックスシリーズは2024年公開の『マッドマックス・フュリオサ』を含めると5作にのぼります。本作はその3作目です。

監督はジョージ・ミラーが1.2に続いて続投。メルギブソンが変わらずマックスを、ミュージシャンのティナ・ターナーが敵役を演じています。

『マッドマックスサンダードーム』荒廃した世界を舞台に激烈なカーチェイスでディストピアアクション映画にその名を刻んだ『マッドマックス2』の後日談です。(原題:BEYOND THE THUNDERDOME)



『マッドマックスサンダードーム』解説

荒涼たる砂漠と化した近未来の地球を舞台に子供だけの国の存亡をかけて闘うマックスの姿を描く「マッドマックス」シリーズ第3弾。製作は監督・脚本も手がけた、前一・二作に続くジョージ・ミラー、共同監督はジョージ・オギルヴィー、共同脚本はテリー・ヘイズ、撮影はディーン・セムラー、音楽はモーリス・ジャールが担当。

(以上、映画.comより転載)

『マッドマックスサンダードーム』予告編







『マッドマックスサンダードーム』あらすじは?

以下にあらすじを書いておきます。

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荒廃しきった砂漠をラクダに引かれた砂上走行車がいく。
乗っているのはマックスだ。
と突如、空から飛行機で迫ってきた親子(=マッドマックス2のパイロットキャプテン)に、 一切合切を奪い去られてしまう。
ラクダの足跡をたどって砂漠を歩き続けたマックスの前に開けたのは、バータータウン。
水から山羊などの動物、果ては人間に至るまで売買されている。

町を一望する塔には女王アウンティ・エンテイティが君臨していた。
着くなりマックスは再び屈強な守備隊員たちに急襲されるが、 それはエンテイティが課した「試験」だった。
守備隊員たちを倒したマックスに、アウンティ・エンテイティは「砂漠を町に、戦いを平和に変えたのは私だが、この文明が今、 脅かされている。私のために闘ってはしい。」と依頼する。

戦う相手は、この地下の国を支配しているマスター&ブラスターだった。
仮面をつけた巨人ブラスターと、 身長1メートルにも満たないマスターの二人から成る人物だ。
燃料を手中に収めているのを強みにこのところ町に君臨したつもりでいる。
そのことが、エンテイティは許せない。
マックスはやむなく、巨人ーブラスターと闘う事になる。

競技場「サンダードーム」での戦いの末にブラスターを組みしいたマックス。
しかし 相手の仮面ロをはいだ時、 とどめの一撃を思いとどまざるを得なかった。この怪物の素顔は、 あどけない顔をした少年にすぎなかったのだ。

「相手の命を絶つ」というおきてを破ったマックスは、 焦熱の砂漠に追放される。数日後、 気を失ったマックスは一人の少女に数われる。 少女にいざなわれてたどりついたのは、 地の亀裂の底に開けた緑の楽園だった。

そこには、 墜落した747の生き残〜3歳から16歳まての子供たち50人あまりが独自の社会を作り暮していた。 降って来たかのようなマックスを子供達は新天地へ導いてくれる救世主として崇める。
しかし断るマックス。

ある日、外界の荒廃ぶりを知らずに好奇心と憧れで数人の子供たちがこっそりと旅立つ。
マックスは子どもたちを追い、再びバータータウンに忍び入る。
発見されたマックス一行は、廃鉱の中で戦いをくり広げ、 街を破壊。
マスターと共に機関車て脱出をはかるが、エンテイティと手下の追撃車が迫る……




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『マッドマックスサンダードーム』あらすじラスト〜ネタバレ閲覧注意

機関車の先、線路は途絶えていた。
機関車を捨てたマックスと子どもたちは、パイロットキャプテンの家に逃げ込み、飛行機で脱出することを強いる。
脱出は成功すると見えたが、重量オーバーで機は離陸が叶わない。
一人、機からバギーに乗り移ったマックスは、エンテイティら追撃部隊にチキンレースを挑む。
衝突寸前、マックスは脱出。
飛行機は離陸し、エンテイティはマックスの気概に温情をかけ、その場を去る。



『マッドマックスサンダードーム』おもしろい?つまらない?ぼくの感想

1作目、2作目に続いて後日談となる『マッドマックスサンダードーム』ですが、作品トーンは1.2作目とはガラッと変わっています。

妻子を殺されたことで非情の権化と化したマックスこそ、1.2の魅力でもあったのですが、本作では全く別キャラになっています。

子供達のために戦うマックス…という設定ですが、『マッドマックス』シリーズの鉄則『俺は他の誰も信じないし、誰がどうなろうと知ったこっちゃない…』のマックスはどこへ行った??です。。。

子供のために戦っちゃ悪いのか??…って突っ込まれそうですが、はい、このシリーズでそんな設定はしてはいけないと、僕は断固、思いますです。

『マッドマックスサンダードーム』もう、大いに、雄大に、壮大に『マックス』路線を逸脱しちゃってます。

劇中、子供達とマックスがバータータウンに潜入するくだりは、ルーカス×スピルバーグのパクリバレバレだし、クライマックスのアクションシーンは、テンポ崩すユーモア交えているし、、、どうしちゃったんだ?ジョージミラー監督は?と目を擦ってました。

どう考えても、ハリウッドマネーの「売れてナンボ!」&「流行は1.2作の時とは変わったんだよ」といった映画会社社内ウラ事情がチラチラ見えてしまい、ぼくはしらけまくってダメでした。

映画会社のご都合があちこちぷんぷん匂っています。

『マッドマックスサンダードーム』テーマパークでも作ろうという魂胆でもあったのかな?って思いたくなるほど、『マッドマックス』らしくないマックスでした。



『マッドマックスサンダードーム』…評価は?残念ムービー…

公開当時も呆然と映画館を出たこと覚えてるけど、配信で見ても唖然… そんなわけで『マッドマックスサンダードーム』僕の評価は、評価外の「残念ムービー」でした。

 




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