『マッドマックス』考察・感想評価〜あらすじ結末・マックスシリーズ見る順番まで|2024年夏「午前十時の映画祭14」リバイバル公開

スリラー・SF・アクション

こんにちは!ムービーダイアリーズ運営人の映画好き画家・タクです。描きながらも映画の日々が続いてます。



映画で音に酔う、ってありますよね。雨音だったり、靴音だったり、食事シーンの食器の触れ合う音だったり、、、映画って音でも観客をひっぱりますよね。

そんな意味で、エンジン音とエグゾーストノートに惚れる映画もあります。その代表作の一本が『マッドマックス』

カーチェイス映画は数あれど、『マッドマックス』ほど唸るエンジン音にシビれた映画はありません。

それまでのカーアクション映画を黙らせる「キャメラマン必死・路面スレスレ超絶アングル」も最強です。

「それまでの常識をぶち壊せ!」そんな監督の声が聞こえてきそうな『マッドマックス』。今回は今やカーアクション映画のターニングポイントともなった傑作『マッドマックス』第一作を取り上げます。



『マッドマックス』予告編

『マッドマックス』スタッフ・キャスト

監督:ジョージ・ミラー 脚本:ジョージ・ミラー&ジェームズ・マッカウスランド 撮影:デビッド・エグビー

キャスト:メル・ギブソン(マックス) ジョアン・サミュエル(マックスの妻) ヒュー・キース・バーン(トーカッター) スティーブ・ビズレー(グース) ロジャー・ワード(M.F.P隊長)他

『マッドマックス』配信・レンタル先は?

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『マッドマックス』あらすじ紹介

舞台はちょっと先の未来。荒廃したオーストラリアの路上だ。

暴走族で警官殺しの凶悪犯ナイトライダーがパトカーを奪い逃走しているシーンから始まる。

暴走族専門の特殊警察「M.F.P.(Main Force Patrol)」に所属する敏腕警官マックスが追跡、結果ナイトライダーは事故死する。

ナイトライダーの死を知った暴走族のボス、トーカッターは報復としてM.F.P.を襲撃すべく行動する。

暴走族の一人ジョニー・ザ・ボーイがM.F.P.のバイク隊員グースらに逮捕されるが、不起訴となる。

失態を犯した彼はトーカッターにグースを襲撃を強要される。

彼が操縦していたバイクはトーカッター一味により横転させられ、火を点けられる。

グースは焼け死ぬ。

僚友グースの死にショックを受けたマックスはM.F.Pの上司に辞職を申し入れる。

しかしマックスの腕を買っている上司は聞き入れず、休暇をすすめる。

休暇を取ったマックスは、家族と共に旅に出る。

とあるガレージに立ち寄ったマックスたち。そこでトーカッター一味が妻に目を付ける。

一味は妻子を襲撃。

まだ幼い息子は命を落とし、妻は重体だ。

マックスはトーカッターら暴走族に復讐を誓い、モンスターマシンV8インターセプターのアクセルを踏み込む、、、。

…というあらすじです。



『マッドマックス』あらすじ結末は?ネタバレあり〜閲覧注意!

マックスの駆る車インターセプターのエンジンは600馬力だ。

スーパーチャージャーV8エンジンがうなり、トーカッター一味を一人また一人と葬っていく。

首領のトーカッターを大型トラックに激突蹂躙させたマックスは、暴走族最後の生き残り、グースを殺したジョニーを捕捉、復讐を果たし終え、地平の向こうへ去ってゆく。



『マッドマックス』ぼくの感想

『マッドマックス』の公開年は1979年。レビューを書いている2024年から素手の45年も前の映画です。主役を演じたメル・ギブソンは、この映画でスターダムにのし上がりました。

当時高校生だったぼくはアメリカのカーチェイス映画が好きだったこともあり、『マッドマックス』の予告編に「これは劇場行かなきゃ!」と、上映館に足を運びました。

ところがそのスピード感と迫力のサウンド、そして「愛するものを奪われた男の復讐劇」というシンプルなストーリーにノックアウトされ、「こんな映画見たことない!」と興奮して上映館から出てきたことを覚えています。

何がぼくを興奮させたのか?

それは、車とバイクのエンジン音。そして超低位置の撮影アングルだったのです。

ストーリーはシンプルそのものです。

主人公は警官マックス。友人警官が敵役となる暴走族に殺され、一旦主人公は舞台から退こうとする。しかし最愛の妻と息子が暴走族の手にかかり、復讐の鬼となる。

たったの二行ですんじゃいます。

そんなシンプルなストーリーですが、スクリーンに展開されるシーンは、過去見たことのない斬新なものでした。

何が斬新だったのか?を次の考察でお話ししましょう!



『マッドマックス』カーアクションムービーを変えた一本!〜その考察

まずはエンジン音がスゴイのです!

暴走族のバイクやMFPの車のエキゾーストノートがハンパなく場を盛り上げています。

テレビや配信でもスゴイと感じますが、これはぜひ、スクリーンで体感してほしいレベル!です。

チェイスシーンのアングルが絶品!

何度も言いますが、当時高校生だったぼくは『マッドマックス』のチェイスシーンに度肝抜かれました。

ロケ地のオーストラリアの広大な荒野と相まって、すんごいスピード感です。

加えて、カメラの位置が撮影限界まで、ほぼ地面スレスレ!

さらにはスクリーンの中で大地の占める割合が5分の4!ヘタすりゃ「空」が6分の1!

ようは映っているのがほとんど路面と大地という大胆な構図なんですね。

疾駆するバイクやクルマを、カメラが地面スレスレアングルで攻めまくるのです。

『マッドマックス』のそれまでとは違うカーアクションの迫力は、そんなカメラアングルから生まれてます。



低予算を逆手に取った世界観構築がヤバい!

『マッドマックス』の素晴らしいところは、低予算を逆手に取って、「できる範囲でギリギリサイコーを生み出す」という姿勢です。それが画面にオリジナリティと迫力を与えてます。

たとえば暴走族のファッションにしても、オフロード用プロテクターを脛に当てただけで、ヤバさを出しています。

マッドマックス以前の「ヤバいバイク乗り」イメージ…アメリカンタイプのハーレーに乗って黒のレザージャケット…そんな感じ…を、小汚いメイクと脛に当てられたオフロードプロテクターだけで刷新していました。で、乗ってるバイクはカワサキのロードタイプ♩ってとこもそれまでとは違っていたのです。

この映画公開のあと、ロードバイクにオフロードプロテクターをつけたライダーが増えたのは、もちろんマッドマックスの影響ですね。

劇中のM.F.Pの本拠地は、使われてない施設にロケした…と記憶にありますが、そのビルにしても、看板をちょっとだけ外すことでヤバい世界観をアピールしてます。

小さな細工と不安に見せるカメラアングルで、ちょっとどころではない世界観構築をしちゃってる…そんな映画ラブの姿勢があちこちに垣間見えるのもぼくの『マッドマックス』オシの理由の一つです。



悪役トーカッターのキレ具合は天下一品!

マックス役メル・ギブソンの豹変具合は文句なしです。

それ以上にすごいのは悪役トーカッターのぶっちぎれたキレ具合です。

『マッドマックス』以前の悪役って、まあ型通りなのがほぼほぼでしたけど、トーカッターの悪役スタイルは突き抜けていました。

片方のマユはないし、髪はホコリで固まってる。ハエまでたかってるくせに、大声怒鳴り散らすわけでもない。

こんなのいたら、絶対ヤバいよパワーがハンパありません。

トーカッターは、アクション映画史上キレてヤバい悪役のハシリかもしれません。

映画は悪役で決まる…ということを見せてくれる映画が『マッドマックス』です。

ちなみにトーカッター役の俳優は、『マッドマックス 怒りのデスロード』でも悪役親分を演じています(もちろん別役設定)

『マッドマックス』のトーカッターのワルぶりにホレたら『マッドマックス 怒りのデスロード』でも目一杯楽しめます。



余計なシーンはいらない!その潔さがステキ!

とにかく余計なシーンは一切使わない!そんな脚本が作品を緩みないものにしています。

たとえば妻と子を暴走族に蹂躙されたマックスが、怒り爆発、現場に戻るシーンでさえ、わずかワンカット。

地下駐車場の闇に歩み消えるマックスがカット変わらずにインターセプターで手前に迫ってくるのです。

ネタバレになりますが、クライマックスで小悪党ジョニーを始末してしまうシーンも同様。最低限のシーン構成でジョニーの死は

 

余計なカットは使わない。そんな潔さが作品を傑作にしていると感じます。

おまけに、脇役もヨシ!

スーパーカーアクションの傑作を支えているのは、脇役たちでもあります。

中でも、マックスら家族が一時避難する家のお婆さんが、マックスの妻と息子を守るべくショットガンで暴走族に立ち向かう姿は絶品。

弱き老女に生きるたくましさを掛け合わせた脚本に、シビれるのです。

クライマックスの暴走族との対決は?

このテの映画では饒舌になりがちなクライマックス=マックスの暴走族への復讐シーンも、実にタイト。

ですが絶妙なタイトさです。

ダラダラ対決するんではなく、西部劇のクライマックスの短さにも似た緊迫感でラストまで走ります。

饒舌にならない。

それもまた『マッドマックス』のオシ要素のひとつです。




『マッドマックス』シリーズ4作〜どれから見るのがオススメ?

『マッドマックス』はその後2作目『マッドマックス2』、そして3作目の『マッドマックスサンダードーム』、『マッドマックス 怒りのデスロード』と続きますが、どれから見たら良いのか迷う方もいると思います。

ぼくのオススメはズバリ、一作目から順番に!です。

一作目の『マッドマックス』は確かに古い映画です。

でも、1.2.3.4と続くシリーズの根底にながれる「主人公マックスがなぜに孤独でマッドなのか?」は、一作目を観ないと納得できませんし、2作目以降のマックスが「おいおい、なんでそんな行動をとるの?」が理解できます。

3作目の『マッドマックス サンダードーム』も『マッドマックス2』の舞台の多分10年後くらい….の設定になっています。いわゆる後日談ですね。登場人物も『マッドマックス2』で大事な役割を担っていたジャイロキャプテンも登場します。

でも….3作目の『マッドマックス サンダードーム』は映画の出来として見るなら、ちょっとガッカリムービー(運営人評価です)。なので、まあ、それなりに…で良いでしょう。

4作目の『マッドマックス怒りのデスロード』は俳優がメル・ギブソンからトム・ハーディに変わっていますので、ある意味「スピンオフ作品」といっても良いかもしれません。ストーリーも1.2.3との連携は、ほぼ見られません。といっても、映画としてのマッド感は超絶素敵です。

「ナルホド、2作目のあのシーンがヒントになって、4作目の怒りのデスロードではこんなカットになったんだ…」…と手を打ったり、ニヤッとするシーンもありますので、やっぱり順番に見ることをぼくはオススメします。

絶対やってはいけない!『マッドマックスシリーズ」観劇御法度順番は?

順番で絶対にやってはいけないことは、三作目『マッドマックス サンダードーム』から見ちゃうこと…です。

間違っても3作目だけを見て、「な〜んだ、マッドマックスシリーズって、こんなもんか….」と思わないようにしてくださいね。

『マッドマックス サンダードーム』は、どうやら映画会社の利益や、当時の流行を入れちゃったため、1.2.そして4に流れるマッドな「マッドマックステイスト」がすっかり薄まっている作品ですから。1.2.4とは全く別作品!と思って見る分には良いかと思います。

『マッドマックス』が「午前十時の映画祭14」で2024年夏、全国指定映画館でリバイバル決定!

「午前十時の映画祭14」で2024年8月2日〜15日、各都市指定映画館でリバイバル公開が決定しました!劇場に響くエンジン音を、ぜひお近くの上映館で!

上映館・上映開始時間など詳しくは「午前十時の映画祭14」の公式サイトでご確認ください。

『マッドマックス』の上映館は「グループA」と「グループB」の二つに分かれています。

グループA=2024年8月2日〜8日

グループB=2024年8月9日〜15日

上映期間や料金、上映開始時間は、上映館によって異なります。なお開始時間は十時と決まっているわけではありませんので、必ず直接映画館にご確認ください。

以下、公式サイトより注意事項として転載しておきます。

「午前十時の映画祭」という名称ですが、開映時間は<午前10時に限定せず>それぞれの劇場の判断で<午前中の上映開始>となります。 そのため、上映開始時間は劇場ごとに、また作品によっても異なります。また、鑑賞料金も各劇場が設定した料金となりますのでご注意ください。
ご鑑賞前に各劇場の公式サイトなどでご確認をお願いいたします。




『マッドマックス』ぼくの評価は星五つ!オススメ度数100%

公開から45年経とうが、続編が4作も続こうが、やっぱり一作目の『マッドマックス』は満点ムービーです。

ちなみに続編となる『マッドマックス2』も、ぶっちぎれた世界観がパワーアップして一作目に劣らぬ傑作です。 『マッドマックス2』は、日本の漫画名作『北斗の拳』をはじめ、『ウォーターワールド』や『ザ・ウォーカー』といったディストピア映画に影響を与えていますが、「ディストピアムービージャンル」の萌芽は『マッドマックス』にある..といっても良い…と、ぼくは思っています。






コメント

  1. […] …ということで、タクが運営中の映画レビューサイトから『マッドマックス』レビューをおまけで貼っておきます。 https://www.movie-diaries.com/madmax-2477 […]

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