映画への扉・1〜はじめて見た映画は?

映画の周辺

「あなたが初めて映画館でみた映画はなんですか?」



「あなたが初めて映画館でみた映画はなんですか?」映画好きが集まると、よくそんな「初めてみた映画は何?」という話題になりますよね。

そんな映画が好きになった「きっかけムービー」を書いてみようと思います。

1968年〜小学一年生の映画館の記憶

小学一年生の時、ぼくは岩手の遠野に暮らしていましたが、怪獣映画を友達と見に行った記憶があります。多分、1968年ですね。

記憶といっても映画の記憶ではなく、売店でお菓子を買っている間に友達と逸れてしまい、すごく心細い気持ちで暗い劇場で一人で座っていた記憶です。

「席は決まっているのかな、、、?もし、決まっていたら「そこはあんたの席じゃない!」と連れ出されるんじゃないか、、、」と、不安抱えて映画館の席に座っていた記憶なのです。

どんな怪獣映画だったかもさっぱり覚えていません。

東映まんがまつり

また、「東映まんが祭り」というのがかつてありました。

確か正月映画だったと思いますが、家族で初めて「映画館」という空間に行ったのはそれだったと思います。

何本かのアニメがオムニバスされた構成でした。

それはそれで楽しかったのですが、初めて「映画館で見る映画ってすごいんだ!」と思った一本は、小学2年生の時、父親にせがんで連れて行ってもらった映画です。

映画への扉となった『トラ・トラ・トラ!』

タイトルは、『トラ・トラ・トラ!』。

ぼくが映画を好きになったきっかけは、アニメでも怪獣映画でもなく真珠湾攻撃を描いた戦争映画『トラ・トラ・トラ!』でした。

洋画ですからもちろん字幕です。英語というものに初めて触れ、字幕にも驚いて、もちろん小学2年生の読解力ではついていけなかったのですが、スクリーンいっぱいに飛び回る零戦や99艦爆がアメリカ海軍の戦艦群に襲いかかるクライマックスには度肝を抜かれました。

「映画って、すんごい!」

感動で席を立った記憶が深く刻まれています。

予告編に酔った『ネレトバの戦い』

確か予告編では『ネレトバの戦い』のトレイラーも流れて、予告編マジックに乗せられ、父に「また映画に連れて行ってよ」と頼んだ記憶があります。

『ネレトバの戦い』は観ることなく今に至るのですが、『トラ・トラ・トラ!』&『ネレトバの戦い』トレイラーがぼくを映画へといざなってくれた作品だったと、今にして思います。

Screenshot

でもね、今思うと、果たして『トラ・トラ・トラ!』は当時のように感動をくれるのかどうか、、、。

あえて「映画への扉」の作品として、記憶の彼方にそっとしまっておこうと思います。

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アルチザン



コメント

  1. モスラの息子 より:

    1968(昭和43年)公開の怪獣映画は、東宝なら『怪獣総進撃』大映なら『ガメラ対宇宙怪獣バイラス』ですね。初めて観た怪獣映画を覚えていないなんて、やはりあなたは怪獣映画に縁がないんだね。私は初めてみた怪獣映画をちゃんと覚えています。大映の『ガメラ対大悪獣ギロン』頭が包丁の形になってる(笑)とんでもないデザインのやつね。でも初めて劇場で観た映画ということなら、東映アニメ『空飛ぶゆうれい船』と立体映画『仮面の忍者赤影』の同時上映でした。よく憶えてるでしょ?(笑)赤影は「立体」の意味がわからなくて、例の赤と青のセロファンのメガネをかけるのがめんどくさくて、かけずに観てた。変な映像だった(笑)。
    特撮や怪獣がいまだに好きなのは、子供の頃に受けた洗礼がよほど強烈だったんだね。でも中学3年のときに『未知との遭遇』を観て、それまでの特撮感がぐれんとひっくり返るほどの衝撃を受けて、一時的に日本のミニチュア特撮から離れていたんだけど、でも忘れられないんだよねえ。で、気が付いた。私は
    日本のミニチュア特撮も、海外のSFXも、VFXの類いもすべてを「愛して」いるんだと。
    最近ね、『シン・ゴジラ』とか『ゴジラ-1.0』とか、内外を問わず大変高い評価をうけているのがめっちゃ嬉しくてね、私が若い頃とは隔世の感があるなと思います。もう「ザマアミロ!」ですよ。誰に言ってるんだかね(笑)

    この間「午前10時の映画祭」で、東宝特撮映画、昭和37年公開『妖星ゴラス』を観てきました。素晴しかった。2週間後からは『海底軍艦』が上映されます。絶対観に行くよ!
    すまないね。こんなんで。

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