Netflix配信中の『カーゴ』。オーストラリアが舞台の細菌ゾンビもの映画です。
最近そんなにゾンビものは観ないのですが、映画の売り込み文章に惹かれ、「赤ちゃん背負っての敵中突破モノかな?、、、そんな題材、なかなかないかも。『カーゴ』、面白いかもしれないぞ…」と、思って観はじめたのですが、、、
さて、ぼくのそんな期待に、映画はどう答えたのでしょうか?
『カーゴ』…で、感想はどうだった?
二度の観劇中断
実は『カーゴ』鑑賞一度目は15分ほどで、「ぼくは役者さんの演技が相性合わないかもな…」と思って中断しました。
Netflixでの配信でしたので、しばらくして、「そういえば、『カーゴ』、途中まで観てたっけ、、、前は役者さんの好き嫌いだけで中断しちゃったけど、もう一回観てみるか」と再度チャレンジしました。
結果は…..
我慢して観られたのは、半分くらいまで。
….寝てしまいました。
……結果この映画は「ぼくには『カーゴ』自体、相性が合わなかったんだな」と、『寝落ちムービー』にお蔵入りです….。
それでも「ムービーダイアリーズ」は「映画レビューサイト」ですから、いくつかレビューを絞り出し書いておきます。
でもでも、『カーゴ』を観るか観ないかは皆様のご判断でお願いします。
…寝落ちすみません、それでも途中までの感想…,
『カーゴ』はゾンビものですが、ゾンビさんたちの動き、ゆったりです。ガツガツ感があまりありません。
『カーゴ』の舞台となるオーストラリア荒野も荒漠とした空間です。ということは「ゾンビが隠れるところがふんだんにある都市ではない」のです。
なので、「物陰から突然現れどきっ!」といったゾンビあるあるシチュエーションが、そんなにありません。
その割には、『カーゴ』のゾンビ登場シーンでは緊張感がしっかり高待っていたので、難しいシチュエーションでよくハラっとさせたなあ、と、高評価です。
『カーゴ』の主役のお父さんは、他のゾンビムービーにありがちなヒロイックキャラクターじゃありません。至って普通のパパです。実に頼りなげです。でもキャラクターのその感じは、あえてそういう演出なんだ、と、思います。
何より『カーゴ』の他のゾンビムービーとの決定的な違いは、逃げる主役が「パパと赤ちゃんのコンビ」ということでしょう。
主人公のこういう組み合わせは過去ゾンビ映画になかったと想います。(そんなに観ているわけではないけれど)
…寝落ちすみません、それでも赤ちゃんにスマイル
赤ちゃんを見て笑顔にならない人はいないですよね。赤ちゃんは誰でもスマイルマジックを持っていますから。
そのせいか、『カーゴ』はゾンビホラームービーにも関わらず、つい、ところどころスマイルが出てしまうのです。
「いけない、ここ、笑うとこじゃない、、、」と思いながらも、つい、クスっ…と。
そう、なんとも不思議な映画です。
今回『カーゴ』レビューは、二度の寝落ちするまでの限定感想という、普通ありえないレビューですが、そんな寝落ちてしまった映画にも関わらず、「あ、いいな!」と思ったシーンはありますよ。
それは『赤ちゃん=ロージーの演技』です。
正真正銘の赤ん坊が出演していますが、ロージーの顔の表情が多彩で、めちゃくちゃとってもよかったです。
…寝落ちすみません、それでも子供は天性アーティスト
「子供と犬が映画に出てきたらどんな名役者でも敵わない」とはよく言われることですが、子供がもっと幼くなり、言葉も喋れない赤ちゃんとなったら、これはもう天下無敵なのでしょう。
運営人は画家が生業ですが、絵画ジャンルでも「子供が描いた絵には絶対に敵わないな」と想います。
なぜ「子供の表現がすごいか?」というと、「上手く見せよう」とか、「理屈がどうの」とか考えていないから。
だからダイレクトに見るものに伝えたいことが伝わってくるんですよね。
そう、大人になるとついつい縛られてしまう理論的なことから子供は自由なんですね。
その結果、表現は感動や驚きが技術を通り越してそのまんま現れて、「すっぴん素敵な絵」として生まれるわけです。
多分、映画における「役者」もそうなんじゃないかなあ、と思うのです。
子役は、絵におけるキッズアーティストと一緒で、大人が持ってしまう邪念がないから、ついつい観客は引き込まれるのだと想います。
偉そうなことを書きましたが、ぼくは映画界や演劇界の人間ではありませんので、外れているかもしれません。
でも、「子役」と「子供の描く絵」って、見る人への届き方が似ているように思えるのです。
『カーゴ』の赤ちゃん役者の、将来他の映画での演技がちょっぴり楽しみです。(その頃ぼくはこの世にいないかもしれないけど、、、)
…寝落ちすみません、それでも良いチラシデザイン
映画自体のことではありませんが、映画のチラシデザイン、好きです。
舞台のオーストラリアの砂漠地帯を彷彿とさせるカラーを使い、シンプルにまとめていて、良いデザインです。デザイナーさん、いい仕事をしているなあ、と思いました。
『カーゴ』評価は?
…すみません、ここまで『カーゴ』について書くと、「ならもう一回、最後まで観てよ!」と言われそうですが、ごめんなさい。ぼくは「ラストまで見る時間とエネルギーがもったいない」と判断したので、この映画、三度目はナシです。
(本記事は、あくまで個人的感想です。ネット評価を見ると、面白いと思った方も、もちろんいますので…)
というわけで、本作品『カーゴ』は、評価外となりました。
『カーゴ』あらすじは?
『カーゴ』のあらすじをさっと書いておきますね。
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舞台は謎のゾンビウィルスが広がった荒漠とした地。
主人公アンディは、妻ケイと赤ん坊のロージーの3人で川を下っていた。ゾンビの襲撃を避けるためだ。
しかし、ある日、アンディは、破船でゾンビウィルスに感染したケイに噛まれ、自らも感染してしまう。
感染から発症までの時間は、48時間。
アンディはロージーを安全な場所に連れて行かなければならなくなる。
途中、アンディは、ある家族と出会い、ゾンビと戦い、家族と共に安全な地を目指す。
体内の感染が広がっていくアンディは、果たして我が子ロージーを安全な地へ届けることができるのか??
++++++
といった内容です。
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