『9000マイルの約束』映画のあらすじ・感想・残念評価レビュー

実話・リアリティ

ドイツ制作の、シベリア捕虜収容所脱出ムービーです。第二次世界大戦、愛する家族と離れ戦地へ赴いた一人の兵士がいました。捕虜となった男は家族のもとに帰るため、捕虜収容所を脱走します。シベリアの果てからドイツまでの逃避行を描いた映画です。ラーゲリからの脱走映画は、同ブログで『ウェイバック-6500キロ』を取り上げ、ベタボメしました。ではさらに逃亡距離が上をいく『9000マイルの約束』は、時間を割いて見るべきかどうか???

『9000マイルの約束』あらすじは?

第二次世界大戦のドイツ、鉄道駅で一人の兵士が家族と別れを惜しんでいる。

シーン変わって、捕虜移送列車。戦争は終わり、前線で捕虜となって兵士たちは、貨車の中にすし詰めだ。劣悪な環境でシベリアまで運ばれる。

行き着く先の雪原に建っているのは、鉄条網や監視塔さえない収容所だった。

過酷な労働にたまりかねた主人公の兵士は、軍医の協力のもと脱走。妻と子が待っているはずの、はるか遠く故郷のドイツをめざす

『9000マイルの約束』〜おおよそ映画は冒頭5分で3タイプに分別されます

ぼくの場合、映画っておおかた冒頭5分くらいで「3つのタイプ」に分かれます。

1.「お!カーっ!こう来るか!」←←←大体この映画はアタリ。

2.「ん?どうかな?あと15分、とりあえず見てみるか←←←半分は配信ならOK、半分は残念ムービー

3.「なんだろ?チグハグだな←←←100%ハズレの残念ムービー

ジェットローラーコースタームービーと謳われていたり、コムズカシ系ドラマであっても、ぼくの場合5分でほぼアタリます。

『9000マイルの約束』は冒頭数10秒でチグハグ感が…

『9000マイルの約束』は冒頭数10秒でチグハグ感が…『やっちまった、「3」だな』。

どんなチグハグ感だったかといいますと、第二次世界大戦収容所脱走モノにしてはあるまじき、映像のビデオムービー的綺麗さ、というか薄っぺらさ。瞬きするまもなく、「3判定」が頭をかすめました。

そして冒頭1分ほど。戦地に向かう兵士と家族の間にセリフが発せられます。ここで「3判定」がほぼ確実に。

「必ず帰ってきてね」的別れの言葉が交わされます。が、「オレでもスラスラっと出るよ、それ」的セリフは、映画としていけません。

映像トーンも、セリフもアカンか、、、でも15分くらいは見てみよう、万が一があるよと、ガマンにガマン、見続けます。

ラーゲリ内の過酷感も、ただカットを繋いでるだけ的。映画というものは、客が想像できるシーンの連続はいけません。

脱走のお膳立て、道具などを入手するシーンもご都合主義バシバシ。

ご都合主義は自主制作ムービーなら笑って許されますが、お客様からお金と時間を取って観てもらう「映画」じゃNGでしょう。

ここまで「それ、ダメだろ」が重なると、苦行です。もはや修行僧でした。

『9000マイルの約束』ぼくの評価

というわけでぼくの評価するまでもなく「残念ムービー」。ゼロ評価です。

頑張った俳優さん、スタッフさん、頑張った関係者がたくさんいるはずで、、、それはもう可哀想すぎる残念すぎる映画でした。

追記:同じテーマのラーゲリ脱走ムービー『ウェイバック-6500キロ』の評価レビューはこちらです



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